やってきましたね、このときが。
全国で浜松がはじめて下水道処理を民間企業に委託。下水道処理に関わるすべての業務、経営を民間企業に委託するこのときが。
その委託先に外資系企業が絡んでいるとなれば、話題にならないわけがないです。
…って、日常生活ではぜんぜん話題になってないですけどね。
参照元ニュース
下水道処理場で官民連携 浜松市が新手法導入、事業開始(2018/4/2 08:22)
官民連携の新手法「コンセッション方式」を2018年度から導入した浜松市公共下水道終末処理場(西遠処理区)の事業開始式が1日、同市南区の西遠浄化センターで開かれた。下水道分野での同方式の導入は全国初で、市や運営企業などの関係者、地元住民ら約50人が参加し、事業開始を祝った。 同方式は自治体が公共施設の所有権を持ちながら、民間事業者が料金徴収して自由に施設運営する。民間運営は37年度までの20年間で、総事業費を約86億円削減できるという。市が運営権を与えるのは同センターと中継ポンプ場2カ所で、市内から排水される下水の5~6割を処理している。市は水道事業でも導入可能性を調査している。 式典で鈴木康友市長は「人口減少社会でのインフラ管理は自治体の課題であり、浜松で成功させて全国に広がることを期待したい」とあいさつした。施設を運営する浜松ウォーターシンフォニーの山崎敬文社長は「一瞬たりとも事業が途絶えることのないよう全力で運営に努める」と述べた。
このニュースのポイントとしては、
- 浜松市が全国ではじめてのコンセッション方式を採用
- 浜松市が所有権をもっている以外、すべて民間事業者がおこなう
- 日本全国が取り入れたくなるような仕組みになることを期待する浜松市長
そんなところでしょうか。
下水道処理施設は公共施設、つまり浜松市民のものとして所有権は浜松市がもっているというところに安心しました。
コンセッション方式とは
そもそもコンセッション方式ってなに?ってことなんですが。
コンセッション方式とは、インフラ設備などの公共施設に関して、所有権を自治体がもったまま、施設の運営だけを民間におねがいすることなんですが。
一般的なイメージとして、行政サービスはどうせクビにならない公務員がやってるもんだから、サービスの質は競争相手もいないもんだからくっそ悪い!
あ、すみません。言葉がすぎました。公務員のみなさま、大変しつれいいたしました。悪気はありません、えぇ、えぇ。。
あくまで一般的なイメージとして、行政サービスの質はあまりいいものとは言えません。しかし、コンセッション方式を採用することによって市民としては安心感を得ながらも、これまで以上によりよいサービスが受けられる。
つまり「やすっ!はやっっ!うっま!」みたいなことが起こるかもしれない。
そういうことです。ちがったらすまん。
話題にならないことが不安
しかし、そうだとしても。
けっこう大事な話題だとおもうんですけど、まったく話題にあがらない。話題にならないってことは、たぶんほとんどの浜松市民が知らないんだと思う。
けっこう大事な話題だとおもうんですけど、まったく話題にあがらない。話題にならないってことは、たぶんほとんどの浜松市民が知らないんだと思う。
知らないってことが不安。なにが不安って、
- 下水道処理とはいえ住民生活に直結する事業を外資系企業に任せて大丈夫かい?
- そもそもこんなことになるなんて知らなかったよ?
って。
浜松市長、市議会、そんなこと言ってたっけ?と。気になったので調べてみると。
浜松市長、市議会、そんなこと言ってたっけ?と。気になったので調べてみると。
いがいと前から話でてますやん!?
5~6年前くらい前の活動報告書が浜松市ウェブサイト上で公開されてました…知ろうとしないと、知らないもんですよね。こういうのって。
資料を読んでみると、どうやら平成11年に制定されたPFI法の制定にともなって、浜松市がコンセッション方式での下水道民間委託を模索しはじめたのがわかります。
参考資料:
参考資料:
- 浜松市上下水道事業における官民連携の取り組み/浜松市
- 平成23年度 公共下水道における包括的民間委託・公共施設等運営権活用検討業務報告書※リンク先PDFファイル
- 公共下水道における包括的民間委託・公共施設等運営権活用検討業務 【事業主体:浜松市】※リンク先PDFファイル
- 浜松市下水道事業の効率的経営に向けた検討について 平成25年3月 浜松市上下水道部
- 下水道における課題解決のためのPPP/PFI説明会 平成29年8月3日
浜松市における下水道事業へのコンセッション方式導入について/浜松市上下水道部※リンク先PDFファイル
PFI法とは
PFI法の概要(民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律(平成11年7月30日法律第117号))
目的(第1条)
民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して公共施設等の整備等の促進を図るための措置を講ずること等により、効率的かつ効果的に社会資本を整備するとともに、国民に対する低廉かつ良好なサービスの提供を確保し、もって国民経済の健全な発展に寄与する
- 出典: PFI法の概要
民間でできる事業は民間に任せる。
お金や時間の効率をあげ、国民や市民に対してよりよいサービスを提供していこうぜ!っていう法律です。
こんな法律があったことすら知らなかったです、はい。しかも20年近くもむかしの話。
それが、いまこうして浜松市の取り組みにつながっているというわけです。
浜松市民がひとこと言いたいそうです
話題としては地味な感じはありますが。海外資本の企業が絡んでるってところもちょっと不安でもありますが。
全国初のコンセッション方式。
うまくいくことを願っております。

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