浜松駅ー北口を出るとそこには地下へとつづく階段。
階段のその先には丸くかたどられた広場がある。それは浜松駅周辺をあまり歩くことがないぼくでも目に浮かぶ光景なので、みなさんもよくわかることと思います。
その広場を規制緩和して「お店の出店やイベントの開催をしやすくしよう」という話題です。
まだ検討の段階ではありますが、一浜松市民としてはとっても気になる話題です。
規制緩和っていったいどれくらい本気なの?
まず、ニュースによると。浜松市は、JR浜松駅の北口駅前地下広場の使用規制を緩和し、店舗やイベントを開きやすくするよう検討を始めた。現在、広場は道路法に基づく「市道」で、営業活動や売店設置といった利用は制限されている。緩和によって、数年後にはおしゃれな屋台村やオープンカフェが誕生するかも-。地下広場は浜松駅北口から直結する直径五十五メートルのほぼ円形の空間で、地上はバスターミナルとなっている。法的には道路のため「活用には規制が厳しく、許可手続きが煩雑。営業活動などの用途も制限される」(市企画課)として、音楽などのイベント開催も過去数件だけだった。 通勤通学や買い物客などが行き来する“一等地”だが、朝夕以外の時間帯は閑散としていることが多く、商業関係者らから「有効活用を」との声が出ていた。市は「まちなかのにぎわい創出」を重要課題に掲げており、市街地活性化の一環として規制緩和を図ることにした。昨今の浜松市の動向を見ていると、たしかに街中を活性化しようとしているようではある。
具体的には市道区域から除外し、純粋な「広場」として市が管理する方向で検討している。道路でなくなれば、道路法や道路交通法の規定に縛られず、市独自に判断できる幅が広がる。市条例で歩行者の通行スペース確保を定めた上で、イベントや出店を許可する手法があるという。
市役所内部の関係部署は協議に入っており、今後、国土交通省や警察などと調整を進める。二〇一四年度中の実現を目指す。市産業部の担当者は「まず民間が使いやすい環境を整える。どういう形ができるかはこれからの話だが、飲食店が連なる屋台村のようなイメージもありうるのでは」と話している。
市内では、同駅前の遠鉄百貨店の本館・新館間の市道を廃止し、条例で使用条件などを定めて「ギャラリーモールソラモ」として管理している例がある。ソラモでは物販やコンサートなどが随時開かれている。(原昌志)
<JR浜松駅北口駅前地下広場> 駅前バスターミナル地下に広がる。市道曳馬中田島線の一部で、厳密には地下道部分も含む。面積は6400平方メートル。吹き抜けの中央には高さ20メートルのモニュメントがあり、広場の歩道幅員は6~11メートル。地上を含めた全体は1983年度に完成、事業費は36億円。
出典:中日新聞(CHUNICHI Web)≫活性化へ規制緩和 浜松駅前の地下広場
アクトタワーができたあの頃。まだ学生だったぼくは、「浜松はいったいこれから一体どうなるんだろう?東京みたいになるのかな?」と、いい意味で近未来都市を想像しながらワクワクしていたことを思い出します。
しかし、現状は「悲惨な状況」と言ってもいい。市民が自然と集まるような憩いの場でもなく、足しげく通いたくなるようなお店や施設などがあるわけでもない。
アクトタワー周辺もいまだ開発途中…「作りかけ」といった雰囲気。どこまでが予定通りなのかがまったくわからない。
さて、今回のニュースに話をもどそう。
浜松駅北口地下広場の規制緩和は「有効活用と活性化を願う商業関係者を中心にした市民の声を受け、浜松市が規制緩和に向けて動き始めた」という内容だ。
予定では来年度中。つまり2015年3月中ということで期間は約1年半である。で、現状は「どういう形でできるかはこれからの話しだが」とのこと…。
は?これからの話し?こんなんで本当にできるんかい?
どこまでが、どれくらい、本気なのか。ニュースからは熱量をまったく感じられなかったのが市民としては残念でなりません。
言うのは簡単だけど実行するのはむずかしい。
「まちなか活性化を謳う浜松市のアクトも含めた浜松駅中心のまちづくりの現状」と「まちなか活性化とは相反する郊外大型ショッピングセンターの乱立」
出店の許可をした浜松市のあり様は、ひとつの目的や目標に向かった決断というわけではなく、どっちつかずでその場その場でのせっぱ詰まった決断と対応にしか見えない。
「まちなか活性化」のチャンスであったはずの「遠鉄百貨店新館オープン」。あの時の浜松市、遠州鉄道、その他のまちなか商業施設のあの一体感、連携のなさは市民としてがっかりしたことも記憶にあたらしい。
これだけの歴史を残してきている浜松市。
まちなか活性化に関して浜松市に”期待する”のは自由だが、また裏切られるような気がしてならない。
だれかがやってくれるだろう
そんな気持ちが見え隠れしているようでなんだかせつない。言うのは簡単ですが、実行することは本当にむずかしいものですが、「街中活性化」というのはぼくとしても賛成したい内容ですので、実現にむけた活動を願うばかりです。
あれもこれもでどっちつかずの浜松市?
浜松市は、自然、文化、歴史、産業・・・さまざまな分野で多種多様なものが存在しています。車社会で工場もたくさんあり、高速道路も2つあったり、新幹線に電車やバスと交通手段も豊富。人工的な要素もたくさんありますが、しかし、すぐそこには山も海や湖もあったりします。
本当にいいところだと思います。であるがゆえに「どっちつかず」な印象。
- 産業?
- 自然?
- 海?
- 川?
- 文化?
- 食?
- 歴史?
- 車?
- バイク?
- 天竜杉?
- 音楽?
- うなぎ?
- 餃子?
- 家康くん?
それぞれに関係のある人たちが、個人個人では盛り上げようとがんばっている感じはあるのですが、「浜松市全体で取り組んでいる」という一体感が感じられないのです。
完全にぼくの個人的なイメージなので、もちろん協力して取り組んでいることと思いますが、浜松市全体としてどの方向へ進んでいっているのかがわからないのです。
ひとつひとつは本当にすばらしく、他の都道府県、世界にも通用するものだと思います。だからといって、全部をおしていくのはムリがあるように思いますし、ひとつに集中したほうが力も発揮できるのでは?と思うわけです。
あらためて言いますが、「まちなか活性化」には賛成です。
資本主義ですから、経済活動を活発にするのはいいことです。というか、やってもらわないと困ります。
お金を貯めこみ経済活動を鈍くすることは、多くの人を苦しめるだけでなく、自分や自分に近しい人も苦しめる。それがわからないひとは意外と多いように感じます。
もちろん、金をためて、資産を増やし、安心感を得ることに幸せを感じる人はたくさんいることでしょう。長きにわたるデフレ、不景気のために、将来への不安を抱える人も増えていますから。
だからこそ。ぜひ浜松市行政はもちろん、大きな力をもっている企業や団体、そして、一個人としても、街中や浜松全体の経済活動、社会活動を盛り上げていただきたいです。
なので、しっかりと計画的に。そして確実に成果をあげてもらいたいのです。
「浜松駅の規制緩和」と「まちなか活性化」考察のまとめ
浜松市全体として一本の軸をつくってほしい、大黒柱みたいなものを。それはクルマでもいいし、音楽でも、うなぎでも、餃子でも・・・なんでもいいのですが。
「まちなか活性化」という抽象的であやふやなものにはしないでほしいです。
「なにをもってどうやってまちなか活性化をするのか?」を具体的体的に示した上で、市民がわくわくして賛同して一緒に参加したくなるものにしてほしい。
「街中の商業施設と浜松市だけがただそうしたいだけ」で、アイデアも戦略もなにもないようなものはやめてほしい。市民として願うことはただそれだけ。
来年度。浜松駅北口地下広場がどうなっているか・・・楽しみにしています。
ではでは。

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